ベジタリアンの人は植物を食べる。
ビーガンの人はまた厳しい戒律を生きている。
私はベジタリアンではないので(そりゃそうだ)なんでも食べるけど、すごく植物は好き。
特に、山の中で勝手に生えたみたいのがたまらなく好き。
山育ちなので、そして食いしん坊だったので(今は年取ったせいか、そうでも無い。)、山のものはなんでも口に入れてみてた。
(よく母が叫んでた「真理ちゃん!今何食べたの〜!」って)
山には、結構毒の植物もあるので、私は相当のサバイバーだ。
みんなが驚くらい、なんでも味を知ってる。
例えばさ、山のふっといアザミ。トゲトゲの皮剥いで食べるとシャキシャキとみずみずしく美味しい。
だから、「たまり」の野菜、野草天ぷらには、結構オリジナルな面白いものがいっぱい入っているでしょう?
大丈夫、自分で人体実験、済んでるから。
山歩いてていつも思うのは、みんな生きてるんだなってこと。
この優しい木漏れ日を作ってくれてる木々も、足元にひっそり咲く紫のスミレも、皆、生きてる。
私はそのスミレも摘んで口に入れる。
よい香りがする。 爽やかな味がする。
生きるって、そういうことだ。
常に他の命を食らって生きてる。
この空気中のバクテリアとか、ウイルスとか、納豆の中の乳酸菌とか、麹とか、も、
つぶらな瞳で私を見つめ返したりはしないけどさ、やっぱりしっかり生き物なんだよね。
もう一回くらい続いてみようかな。
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